※上記症状の方は『人体積木理論』を始めからお読み下さい。

腰痛診断にはさまざまな病名が付されています。代表的
なものは、椎間板ヘルニア、腰椎分離症、坐骨神経痛、脊
柱管狭窄症等があります。日本伝承医学の腰痛に対する見
解は、病名は違えども腰痛が発生する根拠と機序はすべて
同根であると考えています。以下日本伝承医学的に解説し
てみましょう。
 俗名ぎっくり腰とよばれる、急性の腰痛であっても突然
に起こるわけではありません。患者さんは直接的な要因を
あれこれと並べますが、それらは原因ではなく、あくまで
も“引き金”となっただけなのです。身体の状態がすでに
限界に達しているところに重いものを持ち上げたり、ある
いはゴルフをしたりと、引き金となって起こってきたもの
なのです。故にくしゃみや振り向いただけでも腰痛は起こ
りうるのです。腰痛が起こるには起こる理由があるのです。
腰痛を筋肉と骨にだけ問題があるという短絡的な発想をあ
らためていかなければなりません。

   ≪参考文献≫著:有本政治

     椎間板ヘルニアを捉えなおす
  
     椎間板ヘルニアはどうして起こるのか?

     腰のだるさと痛み

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腰痛をとらえ直す(椎間板ヘルニア・腰椎分離
症・坐骨神経症・脊柱管狭窄症)