日本伝承医学の施術内容
日本伝承医学は、骨の特性である圧電作用と骨伝導を用いて、骨にゆり・ふり・
たたきの圧やひびきを加え、骨髄機能を発現させ免疫力と生命力と高めていく
手技療法になります。病気や症状の根底には免疫力と生命力の低下があります。
肝心要(かんじんかなめ)と言われるように、要となる心臓、肝臓(胆のう)機能
を高めて、血液の循環・配分・質を整えていけば、病気や体に生じる様々な症状
は回復に向かわせることができます。
私たちの体は、ねじれの応力が加わることで内臓に影響を及ぼします。ほとんど
の方は心臓のポンプ作用を守るために左肩を下げて巻き込み右ねじれを起こす
ことで発症していきます。ねじれのゆがみは体幹部を仕切っている横隔膜の
動きを阻害し肺機能、呼吸作用に支障をきたします。心臓も横隔膜に接している
ので横隔膜の動きの減少は心臓機能も低下させます。
日本伝承医学ではまず体のねじれのゆがみをとるために三指半(さんしはん)
操法から入ります。リモコン操法で脳への血流を促し、心臓調整法で心臓機能
を高めていきます。肝胆の叩打法で肝臓の充血、胆のうの腫れを除去し、血液
の循環・配分・質を整えます。症状に合わせてふり操法、横隔膜操法、自律神経
調整法等の個別操法を用います。問診から入り施術時間は約30分になります。
その後家庭療法として局所冷却法、ストレッチ法、食息動想眠(日常生活に
おいて気をつけていくこと)等の説明があります。治療後は喉が渇きますので
お水を持参してください。
病気や症状は、脳内の炎症(熱のこもり)と肝臓の充血(炎症)、胆のうの腫れ
(胆汁分泌低下)が起因しています。日本伝承医学では初診時にはアイスバッグ、
氷枕等を購入して頂き、局所冷却法として頭部冷却と肝臓冷却を必修とします。
頭部は最も熱に弱く、脳内に炎症が起きると神経伝達物質が滞り、運動神経、
感覚神経等各神経組織に支障が出ます。自律神経が失調をきたすため不安感、
倦怠感、疲労感、無気力、集中力欠如等の症状を発生させます。こうした精神
症状の場合は日本伝承医学では、自律神経調整法、後頭骨擦過法、眼圧調整法
等により脳内の炎症を除去し改善していきます。適応症については別紙をご覧
下さい。
施術間隔は症状によっても異なりますが1~2週間後の受診になります。
白内障、緑内障、黄斑変性等眼の疾患の場合は連日もしくは1週間に1度のペース
になります。不妊症、婦人科疾患の場合は隔週の受診となります。精神疾患、
肝臓(胆のう)疾患、認知症予防、がん、脳障害等の場合は2週間に1度の受診
となります。症状が安定してきたら間隔をあけていきます。治療院迄来られない
場合は往診も致しております。日本伝承医学では患者さん自身も家庭療法として
自分でできることを毎日実践していくことで、病気や症状と向き合っていく
指導を行なっています。がんセカンドオピニオン、パーソナルトレーナーによる
脳障害後のリハビリテーションも行なっていますので御相談下さい。
日本伝承医学
日本伝承医学の適応症
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リハビリテーション科
日本伝承医学の治療効果と治療後の反応について