【日本伝承医学のリハビリテーション】
           リハビリテーション症例 

日本伝承医学のリハビリテーションでは、身体的リハビリだけ
ではなく精神的リハビリテーションも行なっています。まず身体
のねじれのゆがみを全体調整でとり去り、症状に合わせて個別
操法をとり入れていきます。
リハビリやストレッチは、身体のねじれのゆがみを正してから
行なうことが大切です。体にゆがみがあるまま行なってしまうと、
回復が遅れるだけではなく、身体機能に間違った変性や変形の
習慣が記憶されてしまいます。
精神的リハビリテーションでは自律神経調整法により、交感神
経の緊張をとり眼圧調整法、後頭骨擦過法により、脳内の熱の
こもりを除去し、良い脳内物質を生成し、神経可塑性を促して
いきます。

施術後は各人にとって必要なストレッチや運動法を一緒に行な
います。機能低下した状態を改善し、身体的、精神的、生活水準
の向上を目標としていきます。家庭療法としては、自宅ででき
るストレッチの他、アイスバッグ・氷枕を用いた局所冷却法の
指導が入ります。

リハビリテーションは、日本伝承医学臨床士、パーソナルトレー
ナー、心理療法士、福祉相談員、初等教諭・調理師、食品衛生
管理者がチームとなり、「食・息・動・想・眠」(食生活、栄養・
呼吸・歩行、ストレッチ、運動法・ストレス緩和、メンタルケア・
睡眠)のプログラムを立てて臨床にあたっていきます。
治療院迄来られない場合は、ご自宅や入居施設等迄の訪問も
可能です。

費用:6000円(約1時間)完全予約制 初診料:2000円
訪問の場合は7000円に所要時間料金が加わります(30分毎5000) 
内容:問診・カウンセリング/全体調整/個別操法/ペアストレッチ
   
家庭療法指導

【リハビリテーション科】
   脳梗塞や脳内出血の後遺症で、麻痺や違和感、関節に変形が
  ある方
リウマチ・痛風・パーキンソン病・線維筋痛症・
  慢性疲労症候群・筋萎縮性側索硬化症・膠原病・周期性四
  肢麻痺・
急性白血病・血小板減少症・悪性リンパ腫・不眠症
  うつ病・アトピー性皮膚炎・呼吸器疾患・アルコール依存症  
  HSP・HSC・不登校・登校拒否・出社拒否・引きこもり等 
※上記症状は日本伝承医学の適応症の項目に詳細が記載されています。


(Q)「どのような方が通院されていますか?」

当院は、麻痺やしびれ、筋肉の萎縮・拘縮、関節の痛み・変形等
の身体的機能の低下や障害だけではなく、重篤な病状、血液の
病気、筋力低下、筋肉の萎縮、精神的な症状、不登校・ひきこも
り等の方々も多く来られています。詳細は日本伝承医学のホーム
ページの適応症の項をご覧下さい。


(Q)「どれくらいの頻度で通院すればいいのですか?」

症状や病状によっても異なりますが、退院直後やある程度の
回復が見込まれるまでは毎週1回通われる場合が多いです。  
(参)婦人科疾患は隔週~月1回、精神的疾患は毎週~隔週、
   気質による症状は週1回の受診、全体調整は月12回、
   遠方の方は季節毎に来られる方、泊りがけの場合は連日
   受診されています。捻挫や骨折等の外傷的なものは週23
   同じ病状でも、その方の体調や症状によって通院の頻度は
   異なります。訪問診療の場合は事前に面談、カウンセリング
   が入ります。

(Q)全体調整をしてもらったあとは調子が良いのですが仕事や
生活をしていくとまた体に痛みや歪みが生じてきてしまうのは
なぜでしょうか?


人は生活していく上で、気づかないうちに様々なストレスや心
労を受けていきます。過労や心労は心臓や肝臓に負担をかけ、
全身の血液の循環・配分・質に乱れを生じさせます。
日本伝承
医学では身体の右側に出る反応は肝臓、胆のう系、左側に出る反
応は心臓系と
捉えています。 心臓の拍動(血液の噴き出し)を
守るためには、体は左肩を巻き込み、鎖骨の挙上・回旋を妨げ
ます。そうすると肩甲骨もブロックされ僧帽筋も固まってしまい
左肩や左半身(背中、腰、股関節、膝等)に痛みや麻痺、しびれが
発症します。
疲れやストレスを受けると肝臓に影響を及ぼします。
内包されている胆のうも機能低下し、胆のうが腫れるため、胆汁
(たんじゅう)が分泌不足になります。胆汁が充分に分泌され
ないと血液の質が悪くなり(べとべとの状態)、関節や節々に痛
みや変形が起きてきます。これを回避する対応として肝臓と胆の
うを絞り込む右半身をねじる姿勢を体はとっていきます。これが
ゆがみやねじれの要因となります。


※体はこのように日々の生活によって身体にゆがみ、ねじれが
生じて くることにより様々な症状を引きおこしていきます。

こりや麻痺、違和感や痛み、ゆがみが生じた場合、その部位だけをみる
のではなく、内臓との関連の中で捉えて、身体を調整していく事が大切
になります。日本伝承医学では症状を、単に患部や筋肉の問題としてリハ
ビリにとり組むのではなく、身体を、骨、内臓、精神との全体との関連の
中で捉え、改善に向かわせていきます。
     
最後に動物に関してのリハビリをよく質問されますので下記に記します。 

(Q)「老犬と暮らしているのですが犬のリハビリを教えて下さい」

往診診療時に多く聞かれる質問になります。人間も動物も基本的に
体の原理は共通しています。歩くことで圧が加わり血液、脳脊髄液等
の循環が良くなります。歩けなくなると循環が滞り体は衰弱してしまい
ます。動物の場合、自力で歩く事ができなくなった場合は体に合った
歩行器を用い残存能力がある足に圧をかけて付き添って歩行の練習
をすることが大事です。既成の車椅子ではバランスが取りにくいため
歩行器に切り替えます。これは人間も同様になります。杖で体を支え
切れない場合は歩行器で歩く練習をします。また犬には汗腺が無いた
め人間より熱がこもりやすいので、氷枕とアイスバッグを日課として用い、
内熱を除去し、心臓への負担を軽減してあげることも必要になります
 (参)犬の冷却法について