身体調整の周期が二週間ペースが必要な理由

 3年に渡るコロナウィルス感染症の世界的な流行
は改めて病原菌やウィルスの恐さを私たちに自覚
させました。またそれと同時に人体の免疫力という
問題を私たちに提起するきっかけになったと感じ
ます。それはコロナウィルスがどんなに猛威を
ふるって大流行しても感染した人は全体の3割にも
満たないという事実です。
 例えば家族感染した場合、家内という閉塞空間と
明らかな濃厚接触があったにも関わらず感染しない
人がいることです。これは明らかにその人がもつ
ウィルスに対する免疫力の高さがあったことに他
なりません。つまり病気というものは自身の持つ
免疫力が大きく関わっているという事です。
 それでは免疫力とは具体的に何かと言いますと
血液の力ということになります。血液とは赤血球・
白血球・血小板で構成され、その中で白血球が免疫
を担当しています。白血球が正常に作動することで
病原菌や有害なウィルスを死滅させ増殖を防ぎ病気
にならないのです。白血球とはリンパ球・顆粒球・
単球で構成され、その寿命は多少の差はあれ、
2週間で新たなものと入れ替わります(赤血球は
120日で入れ替わります)。故に慢性症状や病状
を改善するには白血球の寿命に合わせて2週間おき
の調整が合理的といえるのです。
 日本伝承医学の治療法は、人体の骨髄の機能を
発現させることを目的に技術が構築されています。
赤血球・白血球・血小板はすべて骨髄の中で作られ
ているからです。特に免疫の主体となる白血球は
骨髄の中で生成されています。低下した免疫力を
元に戻すためには骨髄機能を発現させることが
不可欠になります。
 日本伝承医学では30年に渡り患者さんの血液検査
のデータを集積しており、その検証から低下した
赤血球・白血球・血小板の数値が極めて短期間で
正常に戻ることを確認立証しています。当然その他
の異常値が正常に戻ることも実証数値として確認
できます。血液の質を正常に復するためにも白血球
の入れ替えに合わせた2週間ペースの治療が必要
になります。緊急性、重度の疾病においては毎日
の治療が必要な場合もあります。