生理ではないのに出血するとき

 生理ではないのに出血するのは脳内に炎症が起きている時にな
ります。
脳に炎症が起こると性腺刺激ホルモンが卵巣にうまく
とばなくなり、卵巣のホルモン分泌が不安定になります。ホル
モン分泌が不安定になると不正出血が起こります。これは脳内
の熱をすてる対応として起こるので悪いことではありません。
不正出血を薬剤等で止めてしまうと、体は熱の排出先を失って
しまうので、脳内に熱がこもり脳障害(脳内出血等)のリスクを
負うことになります。
 生理ではないのに出血がみられたときは、背景に脳の炎症が
存在するということをまず認識します。炎症(熱のこもり)を除
去するためには就寝時の氷枕での後頭部冷却とアイスバックで
の首筋、ひたいの冷却は必ず日課として行なうようにします。
 ではなぜ脳内に炎症が起こるかと言うと、その原因はストレ
スにあります。生理に関わる脳の視床下部はとても繊細にでき
ています。少しでもいやなことや不安なこと、気がかりなこと
等があると視床下部は瞬時にこれをストレスと判断してストレ
スホルモン(コルチゾール等)を一気に増やします。ストレスホ
ルモンが増えると免疫のバランス機構が乱れ、炎症物質(サイト
カイン等)が急増します。炎症物質が増えると脳内が常に炎症状
態にさらされ、ホルモン分泌が不安定になります。
 月の満ち欠けが29.53日の周期でぴったりくるように、本来
生理は一日たりともその周期は狂わないようになっています。
ところが脳内に炎症があると周期は遅くなったり早くなったり、
不正出血を起こしたりします。改善するためにはできるだけ日常
生活でストレスを感じないように過ごすことです。気もちを切
り替える、気にしないこと、気分転換をすることが大事です。
気疲れする人や場所(環境)には近づかない、関わらないように
することです。

 日本伝承医学の治療では脳の炎症を除去してホルモンのバラ
ンスを整えていきます。造血力を高めて子宮の状態を良くして
いきます。治療の間隔は血液やホルモンの状態が変化する周期
に合わせて2週間に一度のペースで進めていきます。仕事や日
程を調整して受診日に合わせて御来院ください。

≪参考文献≫著:有本政治 「不正出血
              「生理不順~早まる場合遅れる場合
          「婦人科の治療周期」「生理痛