犬の冷却法について

 

犬には汗腺がないので、人間の様に汗をかいて体温調節する
ことができません。そのため舌が体温を下げるラジエーター
(余分な熱をすてる装置)の役目を果たしています。だから散歩
の後、暑くて苦しい時には、口を大きく開け、舌を出してハア
ハアするのです。口で息をすることによって、肺から熱い空気
や余分な熱を体の外へ出し、上がった体温を速やかに下げて、
らくに呼吸ができるようにしているのです。
急速に体内から熱を出さなければならないときには、このよう
に口呼吸となりますが、ふだんは犬も私たちと同じ様に、鼻から
の呼吸をします。ぬれた鼻で空気を冷やしてから体内にとり入れ、
体温調整をしています。
でも体が弱っている時や高齢犬になると、この調整機能がうま
く働かなくなるので、アイスバッグでの冷却が大切になります。
特に散歩の後に氷枕で頭や腹部、あごの下等を冷やしてあげると
呼吸が早く整って体がらくになります。
私たちも疲れたり具合が悪いときに、頭を氷で冷やすとすっき
りして気もちがいいように、犬にとっても氷冷却は心地良く、
大切な役割を果たすものとなります。

不二ラテックス社(不二ライフ)ひえぷる水まくらは、従来の
ゴム製の水まくらより冷却伝導にすぐれているので、速やかに
体にこもった熱を除去してくれます。専用の水まくらカバーを
使うことによって、氷がとけにくくなり冷却効果が持続します。
また、アイスバッグは大判のハンカチやバンダナ等で包んで体に
あててあげて下さい。

(注意)アイアスノン等の御使用は避けます。冷凍庫から出した時に0度以下
になるため、凍傷等を起こす危険があります、氷は溶けても常に0度を保って
くれるので安全です。
 
ひえぷる水まくら   2600円    アイスバッグ  1400
水まくら専用カバー  1700