脳梗塞・脳出血・認知症を予防する法

 脳の疾患に共通する根本原因は脳の血液不足(虚血)にあります。
脳に虚血が起きることで発症する代表的な症状が頭痛とめまい
です。血液不足の度合いによって軽い時が頭痛となり、重度に
なるとめまいになります。
 頭痛は痛みという信号を発することで脳に血液を集めようと
する対応となり、めまいは、これ以上起立していると脳血管に
障害が発するのを防ぐ為に、めまいという警告サインを発して
横たわらせると共に脳に血液を集まらせる対応をとらせます。

 この延長上に脳梗塞、脳出血、認知症が存在します。脳に虚血
が慢性化すると少ない血液を脳内にすばやく循環させる対応と
して脳圧が上昇し、この持続が脳内に熱をこもらせ脳温を高く
させます。以上の機序を防ぐためには縦長な人体を横たわらせ
ることが必要です。立ったり座っている姿勢では当然最上部に
位置する脳に血液を上げる量を少なくさせます。脳の血管障害
(脳梗塞・脳出血)と認知症を防ぐ為には、徹底して横たわる
時間を増やすことが不可欠になります。そして脳温を速やかに
下げるために頭部冷却を行なうことが必要です。
 ≪参考文献≫ 有本政治著:
     「脳卒中を未然に防ぐための体の対応とその対処法
       脳梗塞・脳血栓をとらえなおす
      「日本伝承医学の家庭療法」