リウマチ、痛風の原因とされている血液中の乳酸の異常
を薬物で中和したとしても、何の根本的解決にもなりませ
ん。薬物によって赤血球同士のくっつき、変形は除去され
るわけではなく、さらに毛細血管をつまらせていく結果を
まねいてしまうことになります。
 血液の質の異常を起こしている根本原因の肝臓・腎臓
の機能を改善しなければ、リウマチ、通風による膝の痛み、
腫れはおさまりません。これまで解説してあるように、膝
関節に発生している“捻れ”を取り除くことが重要な問題
となります。外傷以外で発生する膝の痛み、腫れ発生の根
拠と機序をこのようにとらえることが必要であります。
 以上の認識のもとに日本伝承医学の技術は、膝の痛み、
腫れに対して、有効な治療手段を有しています。体幹部に
起こっている捻れの歪みを三指半、リモコン操法で瞬時に
取り去り、心臓調整で血液の循環を改善させることができ
ます(膝関節に対しては、個別の関節調整法で改善し、血液
の質を改善するリウマチ操法をも有しています)。
また、血液の質の低下に大きく関与している肝臓。腎臓の
機能を改善するために肝の叩き操法、腎臓のふり操法を用
いています。さらに、肝臓の冷却法を加えることによって、
膝の痛みは、確実に除去されていきます。

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膝の痛みと違和感〜ヒアルロン酸注射が良くない理由
膝疾患の冷却について