膝疾患の冷却について

 膝に痛みや違和感がある場合は、膝関節に熱を
帯び、内部に必ず炎症が起きています。
アイスバッグでの冷却が有効な理由と冷却方法を
以下に記します。
アイスバッグは氷を入れて使います。冷凍庫で
アイスバッグごと凍らせると亀裂が入りますので
絶対にしないようにして下さい。
 膝の痛みがある個所にアイスバッグを当てます。
膝の脇に痛みがある場合はアイスバッグを2個使う
ようにします。ずれないように専用の固定ベルト
でアイスバッグを固定します。膝疾患の方は初診
時に固定ベルトを御購入下さい(2200)
 アイスバッグは大判のハンカチやバンダナでくる
みます。膝にあてる時間は気もちいいと感じる時間
を目安に行なうようにします。炎症や熱感がひどい
場合は一日じゅう冷却していても気持ちよく感じ
られます。冷たくて不快に思ったら1020分位で
はずします。
 就寝時には専用のカバーに氷枕を入れて、後頭部
を冷却します。人間は就寝時に頭に熱がこもり、
眠っている間に脳内温度(脳温)が上昇します。
脳温が上がると、脳幹部に熱がこもり、自律神経
のバランスに乱れが生じ、痛みの神経が敏感に
働いてしまいます。
 痛みや違和感を軽減するためには、患部のアイス
バッグでの冷却、氷枕での後頭部の冷却、肝臓
(
胆のう)冷却は大事な家庭療法となります。
 日本伝承医学の治療は、血液の循環・配分・質を
改善し、心臓、肝臓(胆のう)機能を上げて、
免疫力・生命力を高めることを目的に治療の学技
が構築されています。膝に炎症がある場合は、
根本要因として心臓のポンプ作用の低下、血液の
質の低下が存在しています。治療は内部から改善
していく為に、週12回の受診が目安となります。
急性症状の場合は連日の受診となります。治療院
迄来られない場合は往診も致しておりますので
御相談下さい。
            日本伝承医学治療院 
日本伝承医学の膝の治療