顎の痛み
顎(あご)に痛みが起きる時は、体幹部にねじれのゆがみが起き
ています。
体がねじれると頸椎(首と顎)のカーブを逸脱させてバランスを
とろうとし、顎に位置異常を起こします。顎の周囲は痛みを感
じる神経が多く走行しているので、顎関節に位置異常が起きる
と神経が刺激されて痛みを引き起こします。
★体にねじれが起こると顎が痛くなる・・・
疲れ過ぎたりやストレスがたまると肝臓が充血して肥大し内包
されている胆のうが腫れてきます(肝臓胆のう機能の低下)。
臓器が肥大し腫れることで体は右にねじれます。先天的に心肺
機能(心臓と肺の機能)が弱い人は、過労や心労が続くと心臓の
ポンプ作用が低下するため、体は左にねじれ、心臓の吹き出し
を守ろうとします。体が右にねじれたり左にねじれたりすると
脊柱のS字カーブにひずみが生じます。
このように内臓機能が低下すると体幹部がねじれて、脊柱の
S字カーブが崩れていきます。体幹部である下部構造がゆがむと
体はバランスをとるために上部で調整しようとします。上部に
位置する首や顎を突出させることでバランスをとっていくのです。
≪参考文献≫『人体積木理論』 著:有本政治
★改善するためには・・・・
改善するには顎だけをみるのではなく体のねじれのゆがみを
とらなければなりません。根本要因となる心臓、肝臓、胆のう
機能も高める必要があります。
日本伝承医学では三指半(さんしはん)操法によってまずねじ
れのゆがみをとります。心臓調整法、肝胆の叩打法で、低下し
た内臓機能を高めます。個別操法として顎関節調整法、麻酔操
法を用います。
痛みがある個所には炎症が起きているのでアイスバッグでの
患部(顎や首筋)の局所冷却を行ないます。家庭療法としては、
口を軽く開けて上下の歯をカチカチ鳴らす運動をします。歯を
鳴らすことで微弱な電気が発生するので痛みが緩和されます。
≪参考文献≫ 「顎関節の本質と対処法」 著:有本政治