正しい対処法
局所冷却法
@肝臓冷却法
内臓最大の中身のつまった臓器である肝臓は精神的なストレスによって、
一番影響を受ける場所になります。肝臓の充血、熱の発生がすべての病気
のはじまりであるといっても過言ではありません。肝機能の低下は、胆汁
の生成を低下させ、胆汁不足を引き起こします。肝臓部を氷で冷却するこ
とにより肝臓の充血と熱を円滑に除去することができます。最低二十分、
急性の場合には、二時間くらい行なって下さい。
A胆のうのピンポイント冷却法
肝臓に内包された形で存在している胆のうは、親指大位の大きさになりま
す。この部分を一点集中で冷却する方法がピンポイント法になります。肝
臓冷却により胆のうも同時に冷却できますが、冬期などの外気温が下がっ
ているときは、氷をあてる面積を小さくすることで、寒気を感じることな
く、速やかに冷却が行なえます。
Bすい臓冷却法
胆汁のうっ滞は、すい臓に負担をかけ、すい臓機能を低下させます。低下
した臓器というものは、必ず内部に熱がこもり炎症を起こしています。
その余計な熱を取り去るために、冷却法が効力を発揮してくれます。すい
臓を冷却することで、肝臓、胆のうの機能の回復も同時に促進することが
できます。
C頭部冷却法
肝臓、胆のうの機能低下は、脳の血液循環を悪くし、脳に虚血状態を作り
ます。脳の血液不足を回避するために体は脳圧を高くすることで血液を速
く流そうとします。脳圧の上昇は、脳の中心に熱の貯留を引き起こし、脳
幹部にある自律神経中枢、ホルモン中枢の働きが乱れ、様々な症状を引き
起こしていきます。脳内の余計な熱を速やかに排出させていくためにも頭
部冷却は重要になります。 次のページへ