対応のための五段階



 生命維持のため、私たちの人体は恒常性維持機構(ホメオスターシス)
を備えています。恒常性維持機構の一環として、体内の温度を常に恒温
に保つために、余分な熱は速やかに排泄し、逆に体温低下が起これば、
ただちに熱を発生させる機構を働かせて、体内の温度を一定に保ってい
ます。
 熱をすてるシステムと手段に関しては、すでに論述してある通りですが、
この熱をすてるシステムに破綻が生じた場合、私たちの生命は危険にさ
らされることになります。
 生物として“生きるプログラム”がされている人体は、生命維持のため幾
重にもその安全対策が施されているのです。
  この対応システムを五段階に分類し、以下解説していきたいと思います。



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