子宮部は、口・鼻という外部に開いた外孔部同様、膣と
いう外孔の奥に位置しています。いわば扁桃部と同様の位
置関係にあります。子宮の内膜は、粘膜でおおわれ、この
粘膜によって受精卵を包み着床させ、命を育みます。
この子宮内粘膜の機能が低下するということは、子孫を残
す上で決定的な破綻を意味します。この機能を守るために、
扁桃部の粘膜と同様、炎症をおこすことで早期に機能回復
を図ろうとするのです。これは命を守るための非常対応手
段になります。
人体は、子宮内粘膜の回復を図る目的で内膜に炎症を生起
させ、子孫を残すための重要な機能を守ろうと働いている
のです。

次のページへ