脳・心疾患の対処法としてまず、脳や心筋の虚血状態の
改善をしなければなりません。脳や心臓に虚血状態が発生
する要因は二つ考えられます。第一は、心臓本体の拍動を
さまたげる左上胸部第3〜第5肋骨の可動性の欠如があげら
れます。第二は全身の血液の配分を乱す他の臓器(肝臓・
腎臓・脾臓)の充血状態が考えられます。特に人体中大き
な臓器である肝臓が充血を起こすと、全身の血液の循環・
配分を大きく狂わせる要因となります。
 別名左肝臓と呼ばれる脾臓も充血肥大をしやすい臓器に
なります。また腎臓は、人体の血液のろ過、再生装置とし
て働き、全身の血液・体液の配分を統制している臓器であ
ります。以上あげた三つの臓器に機能低下(充血)が発生す
ることによって脳や心臓に虚血状態を作り出していきます。
 日本伝承医学における三指半操法、リモコン操法は、生
命活動の中心を担う骨の多様な働きに着目し、技術を構築
しています。この二つの技術は、人体の縮図である足の26
個の骨に“圧”を加え、電気を発生させることを目的とし
ています。

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