※その他の注意事項
・靴は、衝撃を緩衝するため、クッション性の良い軽量の靴をはくことが望ま
しい(高いヒールのものは避けること)。
・出産後の3週間は洗髪に注意する。出産後は関節が不安定で、頸椎がまだ
安定していないため、この状態で洗髪すると、頭痛、耳なり、めまい等の母体
症候群を引き起こすことがある。できれば産後3週間は洗髪を控えることが
望ましい。
・腰痛に対しては初期炎症を抑えるため、氷を使ったアイスバッグでの局所冷却
法を行なう。
・砂糖を多く取り過ぎることにより骨が弱くなるため、なるべく控える。カルシウム
に関しては小魚、いりこなど、本来日本人がよく取っていた物をとるようにする
(日本人は乳糖分解酵素を持たないため、牛乳の飲みすぎには注意)
・風邪薬等の薬は妊娠中はできるだけ使わないようにする。
・自転車での移動は避ける。また、長時間自動車に乗ることは避ける。
・電車等での吊り革につかまる動作(古代より「つるべひき」といって、妊婦さんに
とっては厳禁な動き)は絶対にしないこと。物を引きずる動作もしないこと。
・ 荷物や重いものを腰をしゃがんで持ち上げる動作はしないこと。特に6〜8ヶ月
の安定期に入ったときに気をつける(早産になってしまう場合がある)。
・腹帯を巻くようにする(既製品の腹帯でなく必ずさらしを使用する)。
さらしを巻きしっかり安定させてあげることで、骨盤を守り、赤ちゃんを守ってくれる。
腹帯により早産を防ぐこともできる。