・感情について
妊娠中の母親の精神状態は胎児に大きく影響します。
感情の乱れは、息(呼吸)を乱します。息がつまる、息
を殺す等の言葉に代表されるように、呼吸のリズムの
乱れは血液中の酸素の供給と循環のバランスもそこな
います。胎児は胎盤を通して血管で結ばれています。
この循環の乱れは直ちに胎児にも酸素、栄養不足を引
き起こしてしまいます。
妊娠中はできるだけ感情を乱さないように、ストレ
スをためないように、過ごしましょう。精神的ストレ
スは胸腺ホルモンの分泌を低下させます。胸腺ホルモ
ンは別名感情ホルモンと呼ばれ、心の動きに敏感に反
応します。
胸腺から出るホルモン及び免疫物質は、身体の免疫
機構に絶大な影響力をもっています。免疫力を高める
ためにも胸腺ホルモンを低下させないことです。
妊娠中はいらいらしたり、悲しくなったり、とかく感
情が乱れがちになりますが、できるだけ思いをためこ
まず、言いたいことを素直にはき出していくようにし
てください。母親がゆったりした気もちで感受性豊か
に過ごすことによって、心身ともに健やかな赤ちゃん
が、おなかの中ではぐくまれていきます。