「めまい」は第三段階の警告サインに相当し、めまいを
発生させることで、身体を横たえろという指令を発するの
です。身体を横たえるということは、脳への血液循環を助
ける姿勢になります。身体を縦(立てる)にしておくと、脳
まで血液を上げなくてはなりません。横たわることで、脳
への血流を確保させているのです。またこの段階があるお
かげでいきなり、“脳出血”になることを防いでくれてい
るのです。めまいを起こすことで危険をあらかじめ知らせ、
身体を横たえさせて、脳への血流を確保してくれているの
です。言わば、“ありがたい”警告サインといわねばなり
ません。
 脳への血液循環が回復さえすれば、めまいは正常にもど
ります。故に脳梗塞があるから、めまいをおこしているわ
けではありません。めまいは、いきなり脳出血を起こさせ
ないための、注意、警告サインとして身体を横たえさせよ
うとする正への対応の姿であるのです。
 脳梗塞という対応も、毛細血管を詰まらせることで、主
要な血管の血流を確保し、命を守る対応の姿になります。
 

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