一般の認識では脳梗塞があるからめまいが発生している
ととらえられています。当然めまいは悪いものとして考え
られていますが、日本伝承医学における「めまい」のとら
えかたは、警告のためのサインとして位置づけています。
人体のもつ警告システムはひとつではなく、何段階も備え
て命を守ろうと働いています。
 第一段階は、首こり、肩こりなどの“こり”という反応
による警告段階です。第二段階は、“痛み”としての反応
による、偏頭痛、後頭痛、前頭痛、頭重感などです。
第三段階が、”めまい”による警告対応になります。これ
は横たわって脳内の循環を守りなさい、という警告です。
第四段階は、半身まひです。半身はまひすれども命は存続
させます。

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