日本伝承医学においては、三指半操法で(首から下)の陰経、リモコ
ン操法で足の陽経(首から上)、心臓調整法で、手の陰経、陽経を同時
に治療していきます。この3つの操法で12経絡すべてを網羅できるよ
うに構築されている驚嘆すべき医学であります。
 漢方医学では電気の流れを経絡に求め、複雑化してきたのに対し、
古代日本人は骨を生命活動の中心とし、よりシンプルに生命現象をと
らえていたのです。日本人は骨を最大・最速の伝達系として、全身の
ネットワークとしての重要性を古来より見出し、日本の伝承医学とし
て、体系だった医学を作り上げていたのです。


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