日本伝承医学は現代の「遺伝子治療」 2019.1.30. 有本政治

平成最後の年頭にあたり、日本伝承医学の真髄を正しく後世に伝えるために、45年
の臨床の中から実証した治験を基に、この治療法を解説致します。
日本の古代人が開発したこの技術を日々臨床に用いて、その効果の偉大さに、
驚嘆の連続でした。骨にヒビキを与えるほんの数分の治療で、体に驚くべき変化が
起きるのです(治効理論は拙著「骨を捉えなおす」に詳述)。その治験例をいくつか
実証例をあげて解説してみます。以下の実証例は、私自身の主観や患者の感想
ではなく、治療前と治療後の現代医学の行なう理化学的検査(血液検査等)の数値
に基づいた客観的な立証になります。

『これまでの治験実証例』
今年で臨床歴45年を迎え、その間延べ人数にして20 万人以上の方を診てきました。
その間、死線をさまよう患者の命を幾度も蘇生させて来ました。
その中から急性白血病の症例をあげてみます。この患者は月一回のペースで来院
しました。約半年位の治療で、骨髄移植を行なわず、白血球数が正常値に戻りました。
赤血球や血小板、その他諸々の血液検査の数値も毎回のデータでその変化を確認
しながら治癒にあたりました。

次に血小板減少症の症例をあげます。この患者は二つのガンを患い、その抗がん
剤治療のために血小板が減少し、何をやっても血小板減少症が好転しませんでし
た。この患者の治療前の血小板の数値が正常値で1立法ミリメートル内で15万個
以上のところが2万個ぐらいでした。これが日本伝承医学の治療で正常値まで回復
することができました。その後も安定しています。
再生不良性貧血の患者の場合は、病院での薬物治療を何年にも渡り行なっても
赤血球が増えなかったのが、当院の治療で正常値に戻りました。

抗がん剤や放射線治療は、がん細胞だけではなく、正常細胞と血液組織の破壊も
起こすため副作用が生じます。こうした副作用は、日本伝承医学の治療で、細胞新
生と造血作用を活発にさせる事で最小限に留めることができます。また当院には乳
がん、子宮がん、肺がん、胃がん、肝臓、胆のうがん、前立腺がん、すい臓がん等、
多くのがん罹患の方が通院されていますが、当院の治療を受けるようになって、がん
が再発した方、転移した方はいません。これはがん罹患者の低下した生命力と免疫
力を高める事ができている証明でもあります。

日本伝承医学の治療は以上の症例の様に重篤な血液疾患に対して顕著な効果を
もたらすだけではなく、抗がん剤と放射線治療の副作用を最小限に留める事ができ
ます。こうした効果により今日に至るまで、当院には全国からたくさんの患者さん方
が来院しています。

『不妊治療の実績がこの医学の効果を証明している』
この項では日本伝承医学の不妊治療の効果について説明します。日本伝承医学
の不妊治療の成功率は8割を超えています。産婦人科での不妊治療の成功率は
人口受精や体外受精を含めて2割から3割と言われています。現代では結婚した
夫婦の三組に1組が子どもができにくいと言われており、大きな社会問題となって
います。

不妊治療に関しては結果がはっきりと現われます。何年も病院の不妊治療をしても
妊娠できなかった患者が当院の治療でほとんどの方が妊娠出産に至るのです。
結果が出る事で日本伝承医学の治療効果に疑問の余地などありません。8割以上
成功させるという事は、日本伝承医学の治療が、母体や男性の生殖機能低下を確
実に改善させているからです。尚、当院の治療を受けに来る患者は、何年にも渡り
産婦人科の不妊治療を受けても効果がなく、最後の望みを託して全国から集まって
来られる方々がほとんどになります。

女性の高齢化による卵子の老化は、産婦人科学会より警鐘が鳴らされています。
女性は25歳を過ぎると卵子の老化は始まります。さらに遺伝的に心肺機能が弱く、
生命力や免疫力の弱いタイプの女性は、生殖機能の低下は早い時期から急速に
始まり、年齢より卵子の老化が早く起こります。しかし当院の治療はこの卵子の老化
を防ぐだけでなく、新鮮な強い卵子を発生させる事ができるのです。

これを実証するのが体外授精を受けている患者の場合です。体外授精に向けて
毎回卵子を採取しますが、当院の治療を受けてから採取する卵子は、産婦人科医が
驚くほどの強く新鮮で丈夫な卵子が生まれるのです。

女性の側の不妊治療で目指す指標は二つあります。それは母体が新たな生命を
育むための環境作りに不可欠な条件となる生理の周期(28日から30日)の安定と
低体温の改善です。この二つの条件をクリアしない限り妊娠出産は達成できません。

女性の生理の周期は、生体の一番基本となるリズムで、昔から女性の健康の指標
は“血の道症”(ちのみちしょう)と呼ばれ、生理の順不順が一番問題となるのです。
この周期が乱れている人は、基本的な生命力の低下が必ず背景にあります。
月の満ち欠けが1日も狂いなく来るように、本来生理は、1日でも遅れたり早まったり
してはいけないのです。

次に問題となるのが低体温です。低体温とは、恒温動物と呼ばれる人類において
設定されている36度5分近傍より低い体温の場合をいいます(35度代の方、つまり
35.8度等は低体温になります)
同じ生物である鳥類の例で例えてみます。鳥は卵を孵化する時、自らの腹に卵を
抱いて温め、温度を一定に保ち孵化を促しますが、これが低体温だと孵化できな
いのです。つまり体温は常に一定の値に維持する事で全ての生理機能が円滑に
営まれます。36度5分近傍まで体温を上げられない低体温の女性は、基本的な基
礎代謝能力が著しく低下しており、妊娠しにくい環境にあるという認識をもつように
して下さい。

生理の周期が一定ではない人、低体温の人は、自分自身の生命力が著しく低下
しており、新たな生命を育む母体の環境になっていないということです。妊娠出産
するためには、この二つの条件が整わないと、新たな生命を育む母体の環境には
なれないのです。故にこのような認識をもたない現代医学の不妊治療では、どん
なに薬物を投与して排卵を促しても、黄体ホルモンを投与しても、体外授精を何回
行なってもその確率は極めて低いのです。

この二つの条件を満たし、妊娠出産の確率を短期間で確実に高めることができる
のが、骨髄機能を発現し生命力を高めていく日本伝承医学の治療になります。
(詳細は「日本伝承医学婦人科編」を参照)。日本伝承医学の治療は不妊治療だけ
ではなく、子宮筋腫、卵巣疾患、乳がん等婦人科全般にも大きな著効を示します。
その中から、子宮筋腫の治療を解説します。

患者は仰臥位にて、足の角度をとり、右下腿部の二本の骨の反応点に術者の右
拇指腹を当て、長軸方向に細かく骨を振るふり操法(ヒビキ操法)を反応が変わる
まで加えます。時間にして2分から3分位の操法になります。このシンプルな骨への
ヒビキで、一回の治療で卵巣の腫れと子宮の腫れと硬さが小さくなります。圧電作用
と骨伝導の作用力は実に大きな効力を発揮します。
男性不妊の原因となる、精子数欠乏症、精子の活動低下、勃起不全等に対しても、
日本伝承医学の治療は有効です(詳細はHP院長の日記、男性不妊の原因の項を
参照)。

『その他の治験例』
その他、重度の心臓疾患、脳血管障害、骨髄機能の減退から起こる全ての疾患、
原因不明の難病の眼疾患、重症の痔疾、膠原病、リウマチ、全身性エリトマトーデス、
多発性筋炎、筋無力症等に対しても血液検査の結果を元にその改善が立証されて
います。

その中から、眼疾患に対応できる日本の古代人の開発した技法を解説してみます。
この技法は患者の目を開かせ、術者の拇指先を1センチ位の距離から左右、上下
に細かく移動させ、目に電気を発生させ、涙を流させるというものです。
この目の操法は、重度の原因不明の眼病を治癒させて、多くの眼病患者の症状を
改善しています。

『治験は骨にヒビキを与え骨髄機能を発現させる事で達成される』
日本伝承医学の技法は、仰臥位にて手足の角度をとり、踵を落下させたり、大腿
骨のある部分を叩いたり、下腿骨の一点に手を当てて細かく縦方向に振ったり、
体全体の骨を気もちよく揺すったりという、人体の骨に圧やヒビキ(ゆり・ふり・たたき)
をかける技法で構築されています。整体やカイロのように骨をボキボキ鳴らすような
大きな力を人体に与えません。また筋肉を押したり揉んだりという他の手技療法とも
治効理論が大きく異なります。

治効理論は、骨の特性である「圧電」と「骨伝導」を応用して、骨髄機能を発現する
事を目的に作られています。骨に圧やヒビキがかかる事で、骨の持つ圧電作用が
働き、微弱ながら電気が発生します。この発生した電気は、人体中最大で最速の
伝達系である骨伝導を介して瞬時に全骨格に伝播します。
人体の骨組織は人体の中で最大の臓器で、その中は骨髄で満たされています。
この人体最大の臓器である骨組織の働きにスイッチを入れ、その中の骨髄機能を
発現させるのが日本伝承医学の技法の目的になります。

『骨髄の機能が発現すると何が起こるのか』
骨組織は人体中最大の臓器です。その働きは、一般的には体の支持組織として、
体を重力から潰れる事を支えてくれています。この働きばかりに注目が集まります
が、骨はその中に生命物質として不可欠なカルシウム(C a)とリン(P)を貯蔵して
いるという大事な働きがあります。

生命活動に応じてC aとPを体内に放出し、また蓄え、細胞代謝とエネルギー代謝
という生命活動の中枢を担っています。そしてさらに重要なのが骨髄の働きです。
骨髄は、命の源(みなもと)となる血液(赤血球、白血球、血小板)を作る造血器官
であり、骨髄の中に多く存在する造血幹細胞によって、今体に必要な細胞を新生
させる細胞新生器官であるのです。

造血と細胞新生が何を意味しているのかを考えてみますと、これはまさに生命活動
に最重要な働きを担っていることがわかります。つまり私たちの命を支える生命力
と免疫力の源が骨髄で産出されているのです。
細胞新生とは正に生命力そのものであり、造血とは命の源となる赤血球を作り、
免疫力の主体となる白血球を生み、出血を止める働きの血小板を産出しているの
です。

人間の病気は細菌やウイルスだけで発生しているのではなく、全ての病気や症状
の根底には、その人自身の生命力や免疫力の低下が必ず存在します。故に病気を
治癒に向かわせるためには、低下した生命力と免疫力を元に戻すことは極めて重
要です。また病気を予防するためにはこの二つの力は不可欠です。特にがん予防、
がんの再発転移を防ぐには、生命力と免疫力を高めることが最重要になります。
骨髄機能を発現させ、生命力と免疫力を高める事は、病気回復、病気予防にとっ
ての絶対必要条件となるのです。

『骨は生命活動の中心となる物質の貯蔵庫であり、電気エネルギーの発生と蓄電
場所であり、骨伝導は情報伝達系の中心である』
骨格系とは、単なる体の支えではなかったのです。体の中で実際に活動している
部分は内臓でありますから、私たちはどうしても内臓に目が向いてしまいますが、
臓器としては内臓と同じくらい重要になるのが骨なのです。骨組織は人体最大の臓
器であったのです。

もう一度骨の主成分を考えてみましょう。その主成分はリン酸とカルシウムです。
リン酸はDNA(遺伝子情報の一種)の構成成分であり、人体のエネルギー代謝
の元でありますATP(アデノシン三リン酸)に無くてはならない物質であります。
またカルシウムは全細胞の機能調整物質として最も重要不可欠なものです。つま
り骨こそ生命活動の中心たる物質が集積している器官なのです。

骨の主成分が上記の作用をもつということは、すなわち細胞内の核に存在する遺
伝子にも大きな作用を及ぼし、遺伝子の複製、遺伝子の機能発現、細胞呼吸とエ
ネルギー代謝など全ての生理作用に関与しているのです。
また骨の圧電作用により発生した電気は、人体の電気エネルギーの主体となり、
電気が流れることで発生する磁気は、人体情報の需要、伝達、処理、反応、記憶
の中心として働きます。さらに人体の全ての情報の伝達は、神経系や血管系だけで
はなく、人体で最大で最速の骨伝導がその主体を担っていたのです。
つまり骨とは生命の仕組みと成る「物質・エネルギー・情報」の三態全てに関わり、
その中心的役割を果たしていたのです。

『現在行なわれている遺伝子治療の方法とは』
現在行なわれている現代医学の遺伝子治療とは、患者の細胞に遺伝子を導入する
ことで、病気を治療する方法の事を言います。傷ついた遺伝子や機能が失われた
遺伝子の代わりに正常な遺伝子を入れる方法と、病気の原因となる遺伝子の働きを
抑える方法の二つの方法があります。

遺伝子の導入法は二種類あり、患者の細胞をとり出して、体外で目的遺伝子を注入
した後、再び患者の体に戻す方法と患部に直接遺伝子を注入する方法があります。
遺伝子治療は欠けている遺伝子を補ったり、有害な遺伝子の働きを抑えることが
できるので、従来の対症療法では根治できなかった遺伝病や難病、がんなどに対して
有効な治療法として今後大きな可能性を秘めていると言われている最先端医療技術
になります。

『日本伝承医学が遺伝子治療と呼べる理由』
生物としてこの世に生を受けた全ての生物は、その個体の命の存続と子孫を残す
事を目的に命の設計がなされています。故に自らの体をより悪くなる方向にもって
いったり、自らの命を早く死ぬ方向に導く事はあり得ません。最後の最後まで命を
守り抜き、命を存続させ、子孫を残すという使命を全うするように働きます。
そのためには、自らの命を脅かすありとあらゆる条件、環境に対して完璧な対応力
を備えるのは必然です。つまり命を存続させるための完璧な自己防衛手段と自己
修復システムを幾重にも備えているのです。

これを証明する様に、最先端の医学界の発見では、脳梗塞で脳の血管が詰まって
も、新たな血管が生み出されバイパスを形成して脳内の血液循環を守る事が映像
で確認されています。今後益々この様な事象が確認されると思われます。

現代医学においては、病気や症状は全て悪い反応として捉えられ、これを薬物や
手術で封じ込めたり、除去すれば病気は治ると錯覚し、この様な対症療法が行な
われています。しかしこれは大きな誤認です。病気や症状は、体を元に戻し、修復
し、命を守るための一時的に必要な対応とする捉え方が真実なのです。

日本伝承医学ではこの生命の原則に則り、病気や症状を一方的な悪の反応と捉
えず、命を守るための意味ある対応として捉え直しています。今回の遺伝子治療
に対しても、外部から遺伝子を注入するのではなく、体内環境と骨髄環境を整えて
いけば、各細胞の核や造血幹細胞に自己修復機能のスイッチが入り、遺伝子の
複製、遺伝子の機能発現、遺伝子の修復が起こるのです。命を存続するためには
生命体はそこまでやるのは当然なのです。生きている体のもつ命を守るための自
己修復能力は人智を超えて想像以上に偉大なのです。

つまり正常な体内環境時においては、必要に応じて自己修復機能の一環として、
遺伝子の複製、遺伝子の修復は普通に行なわれていると考えられます。故に生命
の仕組みとしての物質・エネルギー・情報の全てに中心的役割を演じる骨と骨髄
機能を発現できる日本伝承医学の技法は、低下した体内環境を整え、骨髄環境
を整える事で自己修復機能を発現させ、遺伝子に作用するのです。これが日本伝
承医学が遺伝子治療と呼べる所以になります。

『これまでの治験例は、日本伝承医学が骨髄の造血幹細胞に働きかけ、
 遺伝子を復元、再生、発現、修復する証明となる』
日本の古代人が開発研究した日本伝承医学の技法は、骨にゆり・ふり・たたきの
ヒビキを与えるという、実にシンプルな治療法になります。しかしこのシンプルな技
法で前記したような各種の治験例が生まれています。これは正に日本伝承医学の
治療が現代の遺伝子治療に当たる効果を人体に及ぼすからです。

治験例としてあげた、白血病、再生不良性貧血、血小板減少症は、骨髄の中の造
血幹細胞の働きが発現されることで、赤血球、白血病、血小板が活発に増産され
血液成分の異常を修復する事でできます。
造血幹細胞とは全ての細胞の母体となるもので、他の細胞が死滅しても、この幹
細胞の情報があれば、今必要な全ての細胞が新生できるのです。故にこの骨髄の
中の幹細胞の機能が高まれば、今体内で必要な細胞が増産できます。
遺伝子治療においてもこの骨髄の造血肝細胞は着目されており、今後の研究で
大きな可能性があると指摘されています。

日本伝承医学の治療は、この骨髄の造血幹細胞の機能を発現できる唯一の治療
法であり、この医学が遺伝子治療と言われる所以はここにあります。
抗がん剤や放射線治療の副作用を最小限に抑えられるのは、これも骨髄の中の
造血幹細胞の機能が発現する事で、造血と細胞新生を生起し、抗がん剤や放射
線治療で破壊された正常細胞と血液組織の破壊を最小限に食い止める事ができ
るからです。がんの再発転移を予防するためには、骨髄機能を高める事が不可
欠になります。

不妊治療においても、骨髄の中の造血幹細胞の機能発現により、細胞新生(生命
力)と造血(免疫力)が高まる事で、母体の新たな生命を宿す環境をとり戻している
からです。
その他の各種治験例も、日本伝承医学の治療が生命の仕組みとなる「物質・エネ
ルギー・情報」の三態全てに関わる骨の中の骨髄機能を発現させる事ができるか
らであります。それを発見していた日本の古代人の高次元な見識には頭が下がり
ます。

『遺伝子治療やI PS(人工多能性幹細胞)再生医療よりも安全な治療法』
遺伝子治療やIPS細胞再生治療が今後の医療を大きく変え、遺伝病や難病、がん
治療に今後大きく貢献して行くことは、大いに期待できます。しかし現在行なわれ
ている遺伝子治療やIPS細胞を使っての治療法は、どうしても外部から遺伝子や
IPS細胞を体内に導入移植するために、様々な危険性や弊害が指摘されていて、
今後解決すべき問題が山住み状態です。

外部から遺伝子やIPS細胞を導入移植しなくても、低下した体内環境を元に戻し、
骨髄機能が発現できれば、自己修復機能にスイッチが入り、今必要な細胞が作ら
れ、体が必要とする遺伝子の複製、再生、発現、修復が自己の指令の元に最善
の方法で構築される事は、生命の法則に照らして十分に可能です。

現代医学は低下した自己修復機能を最大限に発動させる方法やその様な視点を
もたないためにどうしても外部から働きかける手段しかもち得なかったのです。
現代医学の方法は全て外部介入の方式で、自己の生命力や免疫力を高める事で
病気を回復に向かわせるという発想は無いのです。遺伝子治療もIPS再生治療も
その延長上にあるものにすぎません。

日本の古代人は、その高次元で高い見識で、低下した生命力や免疫力を元に戻す
方法を骨に見出し、骨の中の骨髄に着目し、自己修復機能を最大限に発動させる
方法を構築したのです。これにより今置かれている人体の状況の中で、今必要な
対応を自動選択し自己調節して最適な修復機能を発揮させ、回復に導くのです。
命の設計プログラムに間違いは無いのです。

遺伝子の複製、再生、修復が今一番必要な対応なら、迷わず自己修復機能を最大
限に発動させて命を守るのです。そしてそれは自己の体に副作用や害を及ぼす対
応は絶対にしません。完璧に安全に最速で効果的な修復処置を自動選択してくれ
るのです。これは生命体として当然な事で異論の余地はありません。つまり日本伝
承医学の治療は安全で完璧な遺伝子治療なのです。そのためには自己修復機能
が最大限発動するように低下した生命力と免疫力を高め、骨髄機能を整えてあげ
る事が重要になります。

『生命の仕組みの三態全ての中心となる骨に情報を刻む』
前述してきました様に、骨は生命の仕組みとなる「物質・エネルギー・情報」の三態
全てに大きく関わり、中心的役割を果たしている場所になります。物質としては、生命
物質として不可欠なC aとP(リン)の貯蔵場所であり、命の源となる血液の造血場所
であります。エネルギーとしては骨の持つ特性の圧電作用により人体のエネルギー
の元になる電気エネルギーの産出場所になります。情報としては骨の中を電気が流
れる事で磁気が発生し、この磁気が情報の受容、伝達、処理、反応を担い、骨伝導
は人体最大で最速の情報の伝達系を担っています。

故にこの骨に圧やヒビキ(振動)を与えると、微弱ながら電気が発生し、骨伝導を
介して全身の骨格に瞬時に伝達します。そして骨に電気が流れる事で磁気が発生
し人体の情報系に作用するのです。これが生命の仕組みの三態全てに作用し、
CaとPの機能を高め、骨伝導を介して骨に電気と磁気が流れる事でこれがエネル
ギーと情報になり骨髄機能が発現し、造血幹細胞を介して遺伝子に作用を及ぼす
のです。

骨にヒビキを与える事で、この情報が骨に刻まれ、持続的に体に作用して、これまで
解説してあります様な治験を表わすのです。
日本の古代人はその高次元で高度な生命体への見識で、人体の骨の働きを研究
し、世界に例を見ないヒビキ操法、日本伝承医学を開発していたのです。

『今後の展望と期待』
この文章は、当院を受診している患者さんを対象にして、自分が受けている治療の
意味を正しく認識して頂くために書いたものです。ほとんどの方が、効果に驚きなが
らも何で良くなるのか理解していないのが実状です。日本伝承医学の治療の意味
を理解して治療を受けるのと知らないのとでは、体への作用が異なります。人間は
“考える葦”(かんがえるあし)と言われ、人間脳が人体の生理機能に大きく関与し
ます。「人間は言葉を持った。そして、出産の痛みを知った」と言われる様に、頭で
理解する事も大切です。また、この医学の真髄を理解していれば、自分が重篤な
病に陥った時に見誤った選択をしないですみます。

日本伝承医学の科学的根拠(エビデンス)は、これまで解説してきましが、立証確認が
必要な場合は血液検査で証明することができます。微弱な体内電気や磁気の検索
器具を用いて、その変化は如実に数値化されます。

また、血圧を計測することによって、治療の前後では数値に変化が見られることも
確認できます。高血圧の方が治療の後では血圧が正常値に戻ります。これは、日本
伝承医学の治療によって心臓機能が高まり、血液を流す力(血圧)を高めなくても
すむからです。日本伝承医学は心臓中心に実技理論が構築されており、「心臓の
医学」と言われます。低下した心臓機能を高めることができるため、心疾患の方々
もたくさん来られています。

この医学は無限の可能性を秘めた医学になります。よく日本には伝統的な民族医学
は存在しなかった、全ての医学は中国から東洋医学として輸入されたと言われてい
ますが、これだけ優秀な民族が自国の気候風土、体質に合った医学を創出しなか
ったわけはありません。

昨今日本の古代に世界の注目が集まり、縄文時代の高度な文明と精神文明の高さ
が立証され、世界の考古学者を驚愕させています。
また日本語は世界で唯一表音文字と言われ、一語一語に意味をもち、これを発音
する事で、脳のある部分が発達し、日本人特有の感性を育んだと脳学者が指摘し
ています。

古代日本人はこのような高度な精神文明と特殊な感受性によって、生命の仕組み
を解明し、世界に例を見ない骨の医学、日本伝承医学を開発していたのです。
日本に伝承され続けてきたこの医学は、誰がやっても成果を出せる極めてシンプル
なものだったのです。だから日本には特殊な学問と複雑な技術をもった医者が要ら
なかったのです。中国発祥の漢方医学のように複雑に体系化しなくてもよかったの
です。

日本には「大和本草」(やまとほんぞう)と言って、一本草で、単品でそれを煎じるだけ
で誰でもができる薬学を古来より完成させていました。大和本草は漢方薬のように、
何種類もの薬草を調合する必要がありません。また、鍼灸のように、専門の知識と
技術を有するものだけに限られた複雑な分野にする必要がなかったのです。
物事はシンプルの中にこそ真理が秘められています。
日本伝承医学は、医学を超えた医療だと、私は確信しています。