現代人の脳は知識と情報を詰め込むことに追い回され、
酷使され続けてきています。価値観の多様化は、複雑な人
間関係を作り上げ、様々なストレスを生み出してきました。
自然界には存在しなかった電波、磁波、光、色、音、震動
の氾濫は無意識に人々の潜在下にストレスを発生させ、人
体に様々な影響を与えてきたのです。コンピュ−ター社会
にあっては、目の酷使が脳の疲れを助長してきました。
 脳みそをマヨネーズの容器に例えると、マヨネーズの口
から脳みそが球状にしぼり出た状態が目となります。つま
り脳と目は密接に関わっていたのです。脳内の排出できな
い余計な熱が目の充血や涙目を引き起こし、脳内温度を守
るために熱を体外に放出させているのです。それをむやみ
に目薬をさし続けたり、目に起こる症状を押さえ込む治療
に終始したりすると、脳内に熱がこもるだけでなく、脳内
の血液の循環、配分、質を大きく狂わせてしまう結果とな
ります。
 目のすべての疾患は、頭部冷却を行い、脳内温度を下げ
てあげれば、必然的に症状もおさまってきます。
また、目に起こる症状は(充血、ドライアイ、白内障等)は 
「目を閉じて脳を少し休めなさい」という警告サインでも
あります。酷使されて熱を持ちすぎた脳内の内圧が上がり
破裂しないように、脳内血管が切れないように、少しでも
光を遮断して身体を休めなさいという知らせでもあります。
つまり私たちの人体に生じる症状というものはすべて、命
を守るための正への対応の姿になるのです。

現代人の脳は疲れきっている
〜脳と目の関係〜