日本伝承医学の婦人科の治療

 日本伝承医学の婦人科の治療では血液の循環を良くし、配分を整
え、血液の質を高めて不調な個所を改善します。心臓調整法を用い
て心臓のポンプ力を高め脳の虚血を改善して女性ホルモンの働きを
整えます。子宮や卵巣を良い状態にしていくので婦人科疾患には著
効を示します。女性の体は十数年かけて初潮を迎えるように、閉経も
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年位前から体が準備を始めます。52歳で閉経の方は42歳位から
ホルモンのバランスが少しずつ乱れ始めます。個人差はありますが閉
経後も5年間位は不調が続く場合があります。日本伝承医学では受診
と合わせて家庭療法の指導も行なっていきます。
   ≪参考文献≫日本伝承医学更年期障害の治療

【精神的ストレスとの関連】
 女性ホルモンは脳から分泌されるホルモンによって調整されていま
す。脳の視床下部から性腺刺激ホルモンが放出され、脳下垂体を刺
激し、下垂体から性腺刺激ホルモンである卵胞刺激ホルモンと黄体形
成ホルモンが分泌されます。
 このふたつのホルモンの働きで卵巣から女性ホルモンが分泌されま
す。ところが心労や精神的ストレス等で脳に炎症が起きると、脳下垂
体が熱を帯び、性腺刺激ホルモンが正常に分泌されなくなります。
つまり子宮に現われる症状は脳の炎症によるホルモンバランスの乱れ
が背景に存在しているのです。長期に渡る水の摂取不足も発症要因
となりますので、毎日こまめに水を飲む習慣をつけていきます。夜は早
目に床につき、できるだけ横たわる時間を多くとることも必要です。
 人間の脳は最も熱に弱いため、口耳鼻等のいくつもの穴があいてい
て熱がこもらないようになっています。日本伝承医学が推奨する家庭
療法としての頭部冷却法は、就寝時に氷枕(氷を入れた水枕)で後頭
部や首筋、ひたいを冷却することで、脳内の炎症()を除去し、ホル
モンのバランスを整え子宮を良い状態にしていきます。またストレスに
よる肝臓の充血を緩和し、精神状態を安定させるためには肝臓の局
所冷却も重要になります。 
 治療は2週間に一度の手技療法で、血液の循環・配分・質を整え、
免疫力(造血力)と生命力(細胞新生力)を高めて子宮の状態を改善し
ていきます。骨にゆりふりたたきの圧や振動を加えることで骨髄機能を
発現させます。骨の特性である「圧電作用」と「骨伝導」を用いた治療
法により、免疫力と生命力を高め、痛みや苦痛を緩和します。受診時
には家庭療法の指導も行ないます。家庭療法についての詳細が明記
されていますので女性の方は初診時に『日本伝承医学婦人科編』を
御購入下さい。
     ≪参考文献≫ 『日本伝承学婦人科編』有本政治著

【日本伝承医学適応症】
生理不順・生理痛・過多月経・過少月経・低体温・冷え性・頭痛・めま
い・腹痛・貧血・頻尿・膀胱炎・便秘下痢・動悸・不妊症・不育症・自律
神経失調症・うつ病・パニック障害・バセドウ病・更年期障害・ホットフ
ラッシュ・不安神経症・不眠症・卵巣疾患・乳がん・子宮体がん・子宮
頸がん・卵巣がん・腟がん・卵巣膿腫・子宮頸部異形成・腺がん・子宮
筋腫・月経前緊張症・月経困難症・子宮内膜症、卵巣チョコレート嚢
胞・子宮腺筋症・子宮肉腫等