膝がカクカクする
 (ひざ)がカクカクするときは、体全体のねじれがひどいと
きになります。左膝がカクカクするときは心臓機能に低下があり、
心臓の吹き出し(ポンプ作用)を守るために体がねじれて膝にね
じれのゆがみが集約しています。左側に症状が出たときは免疫力
が著しく低下して、心臓だけではなく脾臓にも弱りがきています。
心臓の真裏を背部(背中側)からアイスバッグで冷却、脾臓は左脇
から左背中側にかけて冷却します。内部の炎症が除去されます。
 心臓と脾臓は免疫の要(かなめ)になります。心臓機能が低下
すると胸骨(きょうこつ)も固まるので胸腺機能が低下します。
自己免疫疾患の一歩手前の状態と言えます。昔から膝に症状が
現れた時は生命力の弱りと言うように、膝だけの病状として捉
えるのではなく体にかなり弱りがきているので休養が必要です。
 右膝に症状が出た時は、肝臓の炎症と胆のうの腫れによって
体がねじれて右膝にねじれのゆがみが集約した時です。心労や
精神的ストレスが続くと肝臓の炎症と胆のうの腫れが生じ、右
側に症状が出ます。肝臓と胆のうを右腹部側から右脇にかけて
アイスバッグで冷却します。肝臓は炎症を起こしやすいので肝
臓胆のう冷却は日課として行なうようにします。両膝の場合は
心臓、脾臓、肝臓胆のうに機能低下が起きているのでかなり体
が弱っています。無理をしないで早目に床に就いて養生してく
ださい。
 膝の場合は、膝サポーターの着用が有効です。サポーターは
固定するのが目的ではなく意識を常に膝に向けてあげるために
必要です。意識がそこにあると、歩いたり立ったり座ったりす
るときに、気にとめるようになります。外出時にはサポーター
を付けるようにすると安心感も持てます。膝がカクカクすると、
膝が抜けるのではないかという不安感で、ますます肝臓が充血
して体のねじれを強くしてしまいます。不安感をなくすためにも、
自分の膝に合ったサポーターを体の一部として身につけて過ごし
ます。しめつけが強いものは逆効果になるので注意します。
 外出後の患部には内部に炎症が起きているので帰宅後は膝の
冷却も大事です。
膝の上から太ももにかけての外側のラインは胆経(たんけい)
になります。ここに痛みがはしるときは胆のうが腫れて炎症が
起きています。膝の上から股の付け根迄の内側は肝経になりま
す。ここに痛みがあるときは肝臓の機能低下です。このように
膝や膝付近の痛みは臓器との関連の中でみていくようにします。
≪参考文献≫ 「日本伝承医学の膝の治療