皮膚病の発生は、人体の通常備わっている熱をすてるシ
ステムとしての発汗作用、呼吸作用、おう吐、大便、小便
としての排出手段に破綻を生じた場合の非常手段の第一段
階にあたります。第二段階が体表におでき(腫瘍)を作るこ
とでの対応となります。第三段階は、内部に水腫を作って
の対応となり、第四段階は内部の腫瘍形成による対応とな
り、第五段階が、がん形成の最終対応ととらえています。
第一段階、第二段階は体表上の対応です。「何ごとも表に
出ているうちは“華”」といわれますが、まさにその通り
で内部、深部に移行するほど病は重篤となっていくのです。



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