皮膚病は悪いものではなく内部の熱や毒素をすてるため
の重要な対応手段なのです。日本伝承医学の技術は、熱を
すてるシステムを通常に働かせるために有効に作用するよ
う、全身の血液の循環・配分・質を換える技術であります。
また肝臓と脳という中身の詰まった大きな臓器は、充血し
やすく熱を発生します。
この二つの臓器を冷却することで熱をすてるシステムが正
常に作動することになるのです。特に肝臓機能を回復させ、
解毒作用がもとにもどれば皮膚病は改善に向かいます。日
本伝承医学の肝臓叩打法は、そのための有効な手段となり
ます。また個別の皮膚病操法をも有しています。

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