皮膚病の種類は多種多様ですが、ここでは、外的な要因
(ウルシにかぶれる、毛虫にさされる等)を除いて発生する
皮膚病に的をしぼって、皮膚病の本質を解説してみたいと
思います。
皮膚病の発生は、痛み、かゆみをともなうため、一日も早
く消したいと思う気もちは当然です。しかし皮膚病は悪い
反応ではけっしてなく、命を守る必要な対応手段であると
いう認識をもつことが大切です。
 皮膚病発生の本質的要因は、体内の余分な熱・毒素を体
外に排出する手段であるということです。例えば私たちが
腐ったものを食べた場合、おう吐によって口から吐き出す
か、下痢によって速やかに体外へ排出しようと働きます。
これは命を守るための必要な対応手段です。皮膚病も同じ
原理になります。
皮膚病をとらえ直す

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