体をしめつけるとなぜいけないか

 おなかが出ているのを気にして、コルセット等で体をしめつけてしま
うと、胃や腸を圧迫し、消化機能を大きく低下させてしまいます。
また、しめつけのあるブラジャー等の着用も同様に、胸部の肋骨や背骨
の動きを失わせ、呼吸がスムースに行なえなくなり、呼吸機能の低下を
まねきます。心肺機能の弱い人は特に胸をしめつけるような下着は極力
避けるようにします。
 このような呼吸機能、消化機能の低下は、造血能力、血液の循環を低
下させ、体全体の免疫力をも低下させていきます。免疫力が低下すると
細菌やウイルスを撃退することができなくなり、風邪や感染症等にかかり
やすくなります。
 さらに次のような貧血を回避する対応に、体はせまられていきます。

  @生理が遅れたり止まったりする
  (血液を体外に出さないようにしている)
A頭に虚血状態が生じ、頭痛、めまいを生じさせる
B精神的にも気力を減退させ、常に疲労感がとれなくなる
C動悸、息切れを起こす
D便秘になる
 便秘になれば、にきび、吹き出物等が顔に出やすくなる

[対策]
 肺と心臓のリズムはお互いに協調、共振し合っているため、肺機能
を高めてあげると同時に、心臓機能も高めていく必要があります。
 
  @三指半操法・リモコン操法で骨にひびきを与え造血能力を高める
  A心臓調整法
  Bゆり・ふり・たたき操法
  C胃の操法(胃に血液を集める)
  D腸の操法(腸の機能を高める)

*胃と腸の操法は必要に応じて施術します(不必要に用いないこと)
 日本伝承医学の技術は、必要最低限の技術で治療したほうが、著効
 をしめします。 

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