頭痛は大別すると充血性と虚血性に分類できます。充血
性の頭痛は、風邪の時とか、歯の神経炎、耳内の腫れ物等、
首、頭周辺に炎症がある場合におきやすく、ズキンズキン
と拍動性の痛みがあるのが特徴です。炎症が鎮まれば鎮静
するので一過性のものとして考えてよいでしょう。
 問題になるのは、虚血性の頭痛です。これは脳内に血不
足が発生して引き起こされるものであり、全身の血液の循
環・配分の異常が前提にあって起きるものです。押しつけ
られるような、しめつけられるような激しい痛みがあるの
が特徴でけいれん性の頭痛になります。人体でけいれんを
起こす場所は、筋肉のけいれん、胃けいれん、子宮けいれ
んがあります、これが脳内に起こっている症状と考えてよ
いのです。偏頭痛もこれに相当します。

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