腰(よう)は腎の腑
~腎機能が弱ると腰に症状が現れる~
朝起きた時や何もしてないのに急に腰が痛くなることがあります。
「腰(よう)は腎の腑(ふ)なり」と言われます。腑には、集まる
場所、器、拠点という意味があるので、腰は腎のエネルギーが
集約する場所ということになります。単に老廃物の排泄機能だけ
でなく、腎には生命力の源、エネルギーの貯蔵庫としての役割が
あるのです。
日本伝承医学では、腰に症状があるときは、その患部だけを診
るのではなく、内臓との関連の中で捉えていきます。元(もと)
をたださなければ根本的治癒にはならないからです。
※日本伝承医学では以下の操法により腰痛を改善していきます。
●三指半(さんしはん)操法・・・三指半操法で体のねじれのゆが
みをとります。体幹部のねじれのゆがみは腰痛の引き金となり
ます。
●腰椎捻転法・・・腰椎、骨盤のねじれの調整法です。これは低
下した腎機能を高める操法でもあります。
●環跳穴の押圧法・・・胆経上の環状跳穴(かんちょうけつ)は
腰痛、膝痛、股関節痛に用います。日本古来より伝授された手技
療法のひとつになります。
●横隔膜操法・・・体幹部にねじれのゆがみがあると横隔膜の動
きが阻害され腰痛だけではなく内臓機能にも影響が及びます。
●麻酔操法・・・記憶された痛みを解除する操法になります。
●ふり操法・・・低下した腎機能を高めます。一日の水の摂取が
少ないと、腎機能は低下し腰痛を発症させるので、水の摂取量
には気をつけます。
重い物をもったわけでもなく、腰に負担がかかることをした
わけでもないのに生じる腰痛は、腎臓機能低下、胆のうの炎症、
肝臓、心臓機能の低下等と、内臓と深く関わって生じます。
内臓機能から整えていく必要があるので回復までには少し時間が
かかります。
痛みがあるときは、日常生活を営む上で必要な最低限の動きに
とどめるようにします。歩きすぎや過度のストレッチ、運動は
禁物です。階段の上り下りは避けます。歩くときは小股でゆっ
くり歩くようにします。動きすぎるといつまでも内部の炎症が
引かないので、痛みが長引くことになります。