低体温は生命力の低下を意味する

低体温の人は自覚症状はなくとも健康にとっては大変由々しき問題に
なります。人間は恒温動物といわれるように、体温は常に一定温度に
保たれることが必要です。一定温度にまで高めることができないという
ことは、その人の生命力の低下を意味しています。

日本伝承医学の治療は短時間で低下した生命力を高めることができま
す。それは何故かと言いますと骨髄機能を発現させることができるため、
骨髄の担う「造血」と「細胞新生」を高めることができるからです。

 人の体は体温が上がると血液の循環が良くなり免疫力が高まり、
体温が下がると血液の循環が悪くなり免疫力が低下します。各臓器の
機能も低下していきます。健康な人の体温は36.2度~36.8度位あり
一日の中でも変化します。日が昇り日が沈むという自然の摂理に合わ
せて体温も変化していきます。基礎体温は約36.5度になります。
この体温が細胞の新陳代謝が活発になり免疫力が高まるベスト体温と
なります。低体温(35.8度等の35度台、つまり36度未満)だと、身体
機能が狂い始め、様々な症状や病気を発症させるリスクが大きくなり
ます。35度台の体温でがん細胞が活発に活動することも立証されてい
ます。低体温は体に良くないと言うことをまずは認識して頂きたいと
思います。低体温の人には以下項目があてはまります。

    先天的な心肺機能の弱さ(心臓と肺の機能)
       基礎代謝の低下/エネルギー量の低下
    筋肉量の低下/歩行、運動不足
    心労ストレス/自律神経の乱れ
    貧血/栄養不足/食生活のかたより
        睡眠不足/不眠症/横たわる時間の不足
    生理不順/卵巣機能低下/不妊症/不育症
    頭痛/めまい/肩こり/腰痛/関節痛
 
日本伝承医学は「心臓中心の医学」と言われ、心臓機能を高めること
を目的として技術が構築されています。治療により心肺機能を高め、
血液の循環・配分・質を整え、低体温を改善していきます。また家庭
療法として「食息動想眠」と頭と肝臓の局所冷却を指導しています。