現代女性の多くに生理痛を訴える人が増加しています。
生理のたびごとに、鎮痛剤を服用してしまうケースが大半
ですが、鎮痛剤の長期服用はますます交感神経を緊張させ、
自律神経のバランス失調を助長させることになります。こ
れは、生理痛のみならず全身の機能低下に発展し、腰痛・
肩、首のこりを必ずを引き起こしていきます。 生理痛は、
発生の機序を正しく認識し対処していけば、必ず改善して
いきます。
 生理痛は、子宮本体が痛み、違和感をもつ場合と子宮以
外の身体各部に痛みや症状が出る場合があります(頭痛、
胃痛、下痢等)。身体各部の痛みにともない、いらいら感、
うつ感などの精神的症状も生じてきます。これは、全身の
血液の循環と配分に乱れを生じることで起こってきます。
 人体の血液量は約5リットル位といわれています。この
血液が全身をくまなく循環し、必要な所に必要な量の配分
がコントロールされて、すべての生理機能を営んでいます。

生理痛をとらえ直す

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