≪脳障害にならないためには≫   

 

外食やお惣菜、既製品のお弁当、肉類や好きな物ばかりのかたよった食生活
が続くと、栄養のバランスが乱れ、全身を養うべき必要な栄養がいきわたら
なくなります。そうすると筋肉や骨から栄養源を流出させるため、筋肉や骨
の組織や成分の破壊が進む
だけではなく、五臓六腑すべての内臓の働きも悪
くなります。人の体は食べたもの、食材で作られるからです。

栄養がかたよると脳内の血管壁ももろくなり柔軟性がなくなるため、血管が
破けやすくなります。

脳内出血は血圧が一気に上がる時に発生しやすくなりますが、血管壁がじょう
ぶな人は、血圧が急上昇しても出血にいたりません。また水の摂取が足りない
と血液の質が悪くなり、脳障害を起こしやすくなります。

一日1.5~2リットルの水が人は生きていく上で必要になります。草や木々、
犬や動物にお茶をあげる人はいないように人間の体もお茶ではなくお水を必要
とします。人間を含め、生き物は水で営まれているのです。

食生活ではバランス良い食事を意識していくことが大事です。果物や生野菜、
ごぼう、レンコン、人参等の根菜類は適量を毎日摂っていくように心がけます。
既製品のおかずだけではまかないきれないため根菜類の摂取は、ご家庭で豚汁
を作ることがおすすめです(下記にレシピ掲載)。油っぽいもの、ナッツ類、
スナック菓子、パスタ等は血液をドロドロにし、脳の血管がつまりやすくなる
ので避けます。ワインは健康に良いと認識違いし、酸化防止剤(亜流酸塩)
の入っているワインを飲まれる方がおりますが、ワインをどうしても飲みたい
場合は酸化防止剤の入っていない無添加のものを選ぶようにします。酸化防止
剤は微量程度なら大丈夫と思われがちですが、そんなことはありません。酸化
防止剤は化学物質でありわざわざとらなくてもよいものになります。健康に
気をつけていくためには、体に害があるものは微量でもやめた方がいいのです。

 

(豚汁の作り方)

豚肉適量/だし/味噌

ごぼう/にんじん/レンコン/大根/さといも/長ネギ等

上記に限らず旬のものをとり入れていきます。

豚汁は45日保存できるので、休みの日に鍋で作り置きしたら毎日食べるよ
うにしていきます。

  

≪脳障害後のリハビリ≫

指先や足先を動かすような運動をします。少しずつ立つ練習をして重力をかけ
ていきます。

次に歩く練習を始めます。つま先立ちも取り入れていきます。めまいやふら
つく場合は無理してはいけません。

体は歩かないでいつまでも寝ている状態でいると、重力がかからないので筋肉
が萎えて骨もスカスカ(骨粗鬆症状態)になってしまいます。骨は重力、圧が
かかることによって骨芽細胞にスイッチが入り新生できるからです。

左側に麻痺やしびれがある場合は、左手を伸ばし手のひらを開き壁につけ、腕
から肩に面圧がかかるように体を少し傾けていきます。面圧がかかることで
早く麻痺を解消することができます。右側に麻痺がある場合は右手を壁につけ
て同じように行ないます。日本伝所医学の治療では、心臓機能を上げて脳圧を
下げていくので血圧上昇を回避し、脳内出血の再発を防ぎます。脳内の炎症を
除去し血流を良くするために、就寝時には氷枕で後頭部を冷却することは日課
として必ず実践していくようにします。