日本伝承医学は、古代日本人の叡知(えいち)から発見さ
れた「骨」のもつ多様な働きに着目し、技術が構築されて
います。骨は単に構造上の支えだけの働きではなく、生命
活動の中心的役割を果たしています。生命活動に不可欠な
「物質・エネルギー・情報」の貯蔵庫であったのです。
 骨の中の骨髄(こつずい)には血液の母体となる造血幹細
胞(ぞうけつかんさいぼう)があります。免疫力の中心は骨
髄にあり、造血幹細胞のもつ情報があれば、あらたにすべ
ての細胞を復元、新生させることができます。
 日本伝承医学の治療は手技によりこの「骨」に圧を加え、
電気を発生させ(圧電現象=ピエゾ現象)骨髄機能を高める
ことを目的としています。さらにこれにより、生命維持に
不可欠なカルシウムの溶出を促進し、生命情報の主役とな
る「磁気情報」を体液(水)に記憶させる働きを高めること
ができます。
 日本伝承医学とは、骨に電気エネルギーを補充・充電し、
生命物質を活性化させることを主眼におき、全細胞の機能
を高めることができる治療技術であります。ゆえに病が重
篤になればなるほど治療効果が顕著に現われます。“骨”
のもつ多様な働きに着目した世界に例をみない、古来から
伝わる日本独自の医療技術になります。
      
日本伝承医学とは

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