睡眠時発語(寝言)
 
 睡眠時にしゃべったり、寝言が出る症状を睡眠時発語と言い
ます。疲れたときや心配事、考え事があり、脳幹部に熱がこも
ったときに起きます。これは睡眠時随伴症(パラソムニア)
一種で、眠りに入る時や、目覚める時の浅い眠り(レム睡眠)
時に発症します。
 パラソムニアには、寝言、夢遊病、夜驚症、歯ぎしり、レム
睡眠行動障害(PRD)等が挙げられます。現代医学では神経疾患の
分野に入り、パーキンソン病やレビー小体型認知症等の神経変
性疾患の方に起きやすいことからこうした病状の前兆とされる
ことがあります。神経変性疾患の薬が処方されることがありま
すが、パラソムニアは病気ではないので服用は極力控えるよう
にします。脳内物質を調整する薬剤は微量であっても、自分で
調整する自己治癒力の妨げになるからです。
 日本伝承医学(東洋医学)の分野では、睡眠時発語を含むパラ
ソムニアは、脳の炎症から生じるとされます。心身共に疲れ切
っていると人間の脳は熱を帯びて脳に炎症が起こります。生命
維持機構とされる自律神経は脳の中枢部から発令されるので、
脳に炎症が生じると健康を阻害する様々な症状が発症します。
 家庭療法としての就寝時の氷枕での後頭部の冷却とアイスバ
ッグでのひたい、首筋の冷却は日課として必要です。脳内は就
寝時に最も熱がこもりやすいので、寝ている間に熱のこもりを
除去するためです。
 不安や心配事、考え事は脳の炎症を助長するので、気をそら
す術(すべ)を模索するようにします。日本伝承医学では自律神
経調整法、後頭骨擦過法、眼圧調整法等を用いて脳内の炎症を
除去します。

 寝言は脳内の熱のこもりをとるために体が起こしている正へ
の対応なので、止めるのではなく出させてあげてください。
夜中にしゃべることで肺からの熱を放出して酸素を体内にたく
さん取り入れることができます。体が懸命に生きようとしてい
る対応なので悪い事と思わないで、あるがままの姿を受け入れ
共存共生していくようにします。 
 物事には必ず正反があります。今までの見方を少し変えてみ
るだけで、楽に生きることができることもあります。だめと思
うと人はどんどんだめになっていきます。大丈夫と思うことです。