人体の指令中枢としての脳に機能低下が起こるというこ
とは、ホルモン中枢、自律神経中枢を乱し、あらゆる症状
を引き起こす要因となっています。当然精神疾患のすべて
にも関わっています。これらはすべて脳への血液の循環・
配分・質の乱れに根本的な原因があったのです。
 つまり人体の生理機能を大きく狂わせる要因は、肝臓と
脳が深く関わっているのです。更年期障害を単なるホルモ
ン異常ととらえては,多種多様な不定愁訴を取り去ること
は不可能です。更年期障害の根拠と機序を正しく認識すれ
ば、更年期症状が改善することは、むずかしい問題ではあ
りません。
 症状に振り回されることなく、血液の循環・配分・質を
正常に戻す処置をとることが大切となります。

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