次に骨が生命活動の中心をなす存在であり、生命のしくみとしての
「物質・エネルギー・情報」の貯蔵庫であり、発信基地といわれる理
由をあげてみます。

@ 生命維持のための物質として、最重要なカルシウムとリンを貯
  蔵している。
  全身の体液中、カルシウム濃度は生命維持に不可欠である。
A 人体のあらゆる組織・器官を動かすエネルギーとしての電気を発
  生し、蓄電する。
B 骨髄の中には、生命情報の源である造血幹細胞が存在する。
C 造血幹細胞はすべての細胞の母体であり、あらゆる細胞を新生す
  ることができる。
  遺伝子を発現、再生し、赤血球、白血球を産出する。
D 骨髄は、人体の免疫機構の総本山である。

まさに骨とは、生命活動の中心を担うべく、人体の“芯”として“核”
として存在していたのです。以上あげた骨の特性を最大限活用し、生
命活動の中心をなす「物質・エネルギー・情報」の三態を活性化する
ことを目的としたのが日本伝承医学の技術になります。

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