肩こり・腰痛を人体積木理論でわかりやすく解説してみ
ます。人体積木理論とは、縦長な構造体で大小200個の骨
の連なりである人体を、積木を積んだ姿におきかえ重力線
上にバランスをとっている構造体として、人体構造を説明
したものです。
 積木は斜めに積み上げていけば、ある段階で倒れてしま
います。倒れないように積むためには、上部の積木の積み
方を修正していかなくてはなりません。これと同じことが
人体構造にもあてはまります。人体下部構造にひずみがあ
れば、人体の上部に位置する、肩・首・頭の位置を修正し
なければなりません。首や頭の位置が前方に突出している
人、肩が前方に巻き込んでいる人、猫背の人等は皆、上部
で修正しながら立位のバランスをとっているのです。
 特に脊柱という存在は、小さなマッチ箱状の骨(背骨)を
24個積み上げた形状と同じになります。脊柱の下部の骨の
積み方が斜めになれば、上部で修正をしなければならない
のです。人の姿勢の歪みの本体は、すべて上記の理論で解
明できるのです。
肩こり・腰痛の発生と機序と
対処法(人体・構造面より)

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