初期の段階では、サングラスを使用したり、めがねやコ
ンタクトレンズによって近視の人は凹レンズを、遠視の人
は凸レンズを使用することで調節が可能ですが、次第にこ
れにも限界が生じてきます。
 特に目のしぼり機能の減退は、光の量を調整できず、目
を疲労させ、これは脳への過刺激となってきて、脳を疲労
させる結果につながっていきます。これを回避して、脳を
守るためには、光の量を遮断する必要が生じてくるのです。
これが水晶体をにごらせ白濁させることで、光を入れない
ようにする対応の姿になります。
(3)白内障を回復させる方法
 白内障発生の根拠と機序を正しく認識すれば、その回復
処置は充分に可能です。目の基本機能であるしぼり機能と
レンズの厚さを調節する機能を改善することで水晶体の白
濁を自然吸収させることができます。目を単品としてとら
えるだけでなく、肝臓と脳との関連の中で合わせて治療す
ることが必要です。


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