波動(はどう)
よって構成され、何等かのエネルギーを出しています。エネルギーは
光や音、電波等と同じように固有の周波数と波長をもっています。
これを波動と言います。波動は共鳴、共振によって伝達されます。
人間の想念や意識にも波動があり、互いに共鳴し合うことによって伝播
されていきます。波動は医学にも応用されていて、ドイツでは「振動
医学」と言われ、医師が病気の予防や治療に使っています。振動医学
では否定的な感情(不安、ストレス、恐怖、憎しみ等)が固有の振動数
に大きく影響すると言われます。
波動は臨床の場では脳波調整(脳の波動調整)として用いられています。
脳波というと脳に限定しているように聞こえますが、脳だけに限らず、
脳神経細胞から出る微弱な電流はあらゆる臓器、器官に伝播されてい
きます。人間の体は病気や不調を発症すると、本来の固有振動とは異
なる振動を発します。この異常振動を脳が波動調整により正常な波動
に戻していきます。
日本では脳波調整法は「頭蓋骨調整法」として伝承されています。
呼吸による頭蓋骨の微妙な動きを調整し、自律神経のバランスを整え
ていきます。日本伝承医学では、「自律神経調整法」や「後頭骨擦過
法」、「眼圧調整法」として臨床に用いられています。骨に手技療法
で振動や圧を加え、微弱な電気を発生させ、伝達系の骨幹にあたる
骨伝導系を作動させ、枝葉になる神経系を調整していきます。波動、
振動医学はドイツが発祥のように思われていますが、実は日本にも
古来より存在していたのです。
生命力エネルギーの活動が活発になると高次元のプラスの波動が
高くなり、強い波動エネルギーを放出することができます。臨床家は
波動量が高くなければならないと言われる所以はここにあります。
施術する側の電気レベル、波動量が高くなければ、受者の生命力エネ
ルギーを高めてあげることはできないからです。生命力エネルギー
とは細胞新生力のことであり、人は生命力と免疫力(造血力)が低下
した時に病気を発症します。
波動を上げるには・・・「食息動想眠」(食事、呼吸、歩行、思考、
睡眠)の中でも眠にあたる、睡眠が特に大事です。日本は世界でも
睡眠時間が最も短い国で知られています。睡眠不足は免疫力の低下に
つながります。横たわり心身を休めてあげることで、自分自身に充電
ができ、波動量が高まります。寝不足は「百害あって一利なし」です。