皮膚に現れる症状はどうしたらよいか
体が命を守る対応として、余分な内熱・水分・毒素を体外に排出しようと
しているのに、これを無理に抑えて封じ込めてしまうと、体は次なる段階の
命を守る対応手段をとることになります。
皮膚上から排出できなくなると、内部におできを作って、火山の噴火の
ような形で内熱、毒素をすてようとします。つまり、胃や腸のポリープ(ニキビ
状の小さな腫瘍)、胆のうのポリープ、そして腫瘍を形成させていくのです。
特にステロイド剤(副腎皮質ホルモン)には、強力な抗炎症作用と同時に、
体の免疫力を一気に抑制してしまう作用があるため、できる限り使わないよ
うにします(患部はアイスバッグを使っての局所冷却をしていくこと)。免疫力
の低下は、すべての病のもととなり、特に感染症にかかりやすくなります。
[対策]
@日本伝承医学の基本操法(三指半・リモコン・心臓調整法)
A肝胆の叩打法
B血液の質を高める叩打法(関節等に痛みが出たときのみに用いる)
C 胃・腸の操法(胃や腸に痛みや違和感があったときのみに用いる)
上記操法の他、肝臓、胆のうの局所冷却法が重要な意味をもちます。
胆汁がよく出ることで血液の熱をとり、くっついた赤血球同士が離れ、血液
がさらさらになります。体は血液が潤滑に全身をめぐってくれることで、生命
を維持することができます。